竜人たちの水飲み場

思ったことを書くだけ

Sdorica aurora Chapter12感想

え?なんですかこれ?
いやもうね……aurora入ってから大量死者には少し慣れたつもりでいたけどね……
これはもうちょっとなんて言ったら良いかわからない。
ってかナーヤさんの消息はわからないままなんかい。とりあえず、以下感想です。

 

☆Sunset9-2「異兆」のリフレイン。そしてまさかの……
いやーいつかまさしくこのシーンが来るんだろうなとは思っていたけど、アンジェ様死亡ですか。え、死亡ですか?(大混乱)刃くんは?シャリスやディランやエースは?目覚めたとしたらナーヤさんはどうなる?
……いくら群像劇とは言え、三姫だし一応主役の一人だと思ってたからね、これはもう叫んじゃったよ私。主人公不在でこれからどうゲームが続いていくのか気になりますね。これからはナイジェルとセオドアが手を取り合うとかそういう展開はあるのだろうか……
しかしアンジェ、本当に策士になったね……教派、十二貴族、アトラスの積年の恨みを全て無に帰すためにどうしたらいいか考えていたってのが。そしてChapter8-4で発現したスドリカの呪い(マナを使うと魔物を呼び寄せてしまう)を利用しようってのとかね。こんな詰将棋的な考え、簡単にできるもんじゃないよ。昔叔父様にチェスとか教わってたらいいな……とか思っちゃいました。
あと「何度同じ場面に直面しても、私はこの道を選ぶでしょう。」という手紙の中の台詞。これ、巻雲がeclipse Chapter15で言ってた事と同じなんですよね。両者の互いに一歩も譲れない覚悟が感じ取れました。もう誰を応援したらいいのかマジでわからない……

 

☆ヒューゴはロボットか?
これ、彼が機械帝国出身という話が出て一気に信憑性が増した気がする。
これまでも他人に対して無関心、無感情なふるまい、数が多ければ悪という機械的な判断基準から彼がロボット説は私の中であったんですが、ここに来ていきなりマジっぽくなってきました。では、その作者は?マリアやシャーロックとの関係は?新たな謎が浮上ですね。

 

☆アデル……
アデル、第二幻日でしたね。スドリカaurora Chapter10感想で言ってたことが当たりました。しっかし、羽族に変身してすぐ死亡には驚いたな。なんていうか、もったいない。これからセラフィン卿を脅して娘の体を奪い取るところとかキャラストでやるんだろうけど、とにかく説明不足なのでこのまま終わりにはしないで欲しい。戦闘の演出とか綺麗だし、本人のデザインも凝っているので是非掘り下げて……
あとスドリカとの約束を破るのは二度目らしいんですけど、一度目は一体いつで何のことだったんですかね?それもこれから説明してほしいです。

 

☆セラフィン卿……
この人が教派に脅迫されているのかもしれないっての、Chapter10-4ですでになんとなくアンジェにバレてたけど、うん、マジだったね。この人もまた気の毒なキャラだったってのが、より一層この物語を陰鬱にしています。うざいオッサンのままですらないってのがね……やられてやったあ!ってなる逃げ場がなくてひたすらモヤモヤするよね……

 

☆ゾラとハイド
ここで殺さないで下さいと個人的に思った二人。Sunset9-2「異兆」のリフレインがハイドの目の前であったのは良いんですけど、ハイドは永久の命(っていうか健康な体)が欲しいって話に決着がついてないし、ゾラちゃんは何がどうしてシェリーお姉ちゃん大好きなのかまるで説明されてないんですよね。だからあの仲良し紫二人組のことはもう少し大切にしてあげて欲しかったです。いやほんと。てかこれ以上ユーモア担当が減ったら息苦しくなるだろ(必死)!!
あと、今回もあったけど、アンジェ様の「実は疑ってました」ムーブ、これが出来るようになったのはハイドのおかげもあると思うんですよ。だからかなりの重要人物だと思ってます。なのに退場があっさり塩味すぎてなあ……(´;ω;`)これでさよならなんてやだよ……

 

☆なぜ羽族は他の亜人よりも、教派(永久の民)との関係が濃いのか?
羽族は亜人のプロトタイプだったりするのかな?スドリカによって最初に作られた亜人とか。第二なんかエリオを「血を穢した者」扱いしているし、亜人の中で一番位が高いとか、何かあるんでしょうかね?謎です。闇ちゃんのご両親とかも知りたいです。あと第二とシェリー似てなくもないけど、親族だったりとかしますかね?

 

☆ナイジェル……
ナイジェルはアトラスの皆に「太陽王国はアトラスを攻めに来たのではない、アトラスを助けに来てくれた」と聞かせたわけだけど、これ正確には違うんだよね。アトラスに攻め込む部隊を壊滅させ、十二貴族、第二幻日をも巻き込んで全てを無に帰すためにアンジェがやったことだから。
でもここまでアトラスの皆には事情がわからなくても、アトラスの住民たちがもうこれ以上太陽王国に恨みを抱かないよう、恨みの連鎖を終わらせる方向に向かうようにしたんだろうね。ほんとナイジェルは成長した。最後セオドアに何も言わないシーンもほんと良かった。作中で最も成長したキャラクターの一人と言っても過言ではないんじゃないですか、彼……素晴らしいよ……

 

☆陛下……
アンジェからの手紙をカレンちゃんがどうやって持ってきたのか謎ですが、無事に陛下のもとにそれが届いて良かったなと思いました。残念ながら時すでに遅しなんですけど、それでも彼女の想いが少しでも陛下に伝わって良かったと思います。
走り出す陛下、アンジェの墓標の前で「我が子」と言いながら泣き崩れる陛下……
本当に愛していたんだなあと、胸が詰まりました。
しかし「歴史を改ざんし、虚構の伝説と英雄を造り上げる」事がカルロス王家の責任だったとはね……だからこそ、オープニングの勇者ヴァンダクティの話をセオドアがナレーションしてたんでしょう。それが役割だから。この伏線回収は凄すぎました。素晴らしい。

あと、彼の言葉が後ろにいたナイジェルに聞こえていたかどうかは気になるところですね。
それと、これから「ウィリアムがどう軟弱だったか」を説明してくれれば完璧です。これは……
頼むから Before Sunset 翻訳 して
……ぜひ公式訳でね、読みたいんですよね。

 

☆レイさん……
永久の花がスドリカに対する愛と感謝の花だと分かったわけですが、それを観察者=プレーヤー=スドリカに手向けながら、スドリカが作った世界がスドリカ亡き後どのように崩壊していったのかを万象の書を通じて見せつけていたなんて、もうこれこそ「不変の悪趣味」じゃねーか!と思いました。怖すぎる。
これから機械帝国に行ったら、スドリカ&ヴァンダクティと万象の書の中の人物たちが直接コンタクトをとれるようになったりするんでしょうか?気になりますね。

 

まとめ
……これでaurora終わりってマジかよとしか言えない。うーん、これからどうなるんでしょうか?久しぶりにレイ会話が楽しめたのは良かったですが、12-5ラストの文字「遺贈者たちの本はまだ記録を続けます(日本語訳)」って謎過ぎる。この遺贈者たちって誰のことですか……てか本が記録を続けるって、記録してるのは観察者たちじゃないってことなんですか?さりげなく物語の根幹に関すること言ってる?

次回の更新、いつになるんだろう。あと、次のシーズンがSdorica-sunrise-だったらどうしようね。そしたらauroraと同じく、私が予言してた最終章はSdorica-sunrise-だったらいいなって勝手に妄想してるだけの通りになっちゃうんですが……まあ、まさかね(笑)。次回も楽しみです!!

スドリカaurora Chapter11感想

挿絵が可愛い。新しい背景も美しい。でも、この展開は……

 

ルンソフィ、辛い

ソフィー「ルーン、あなたは自由なの、誰の物でもない!」

ルーン「……自由……俺には……難しい……」

あ~、、、この会話はどこかで見覚えがありますね。はい、mirage9-3「儀式前夜」のレイザーとダイアナの会話です。

サンチが捕まったことに対し、「全ての者が自由になじめるわけではない」と言うレイザー。それに対し、ダイアナは「あなたは誰よりも自由の尊さに気付くべきです。」と言うのですが……

自由の尊さを知っているソフィーが何よりもしたくなかったこと。それはルーンへ「命令」することだったはずです。そんな彼女がルーンに「あなたは私と一緒に帰るの」と「命令」してしまう。これめちゃくちゃ見ていて辛かったです。しかもそこでChimera Bladeはねえよおおおおおおおおおおおさらにそこで魂の「俺、ソフィー、すき」からの飛び込み!!!!!!!!!!

もうさあ飛び込みは苦しくなるんだよ……しかも魔物も来るわで……頼むから皆生きててね……!!

 

ナーヤさん……

アンジェ様を守っていた彼女が逆にここまでヒロインポジション(しかも悲惨)になると誰が予想できたでしょう……sunsetでの元気な彼女を見返してみて下さい。辛さ倍増。

露骨な流血表現が最近特に女性で激しくてちょっと怖すぎるなと思うこの頃です。ティトリマ、シオンも凄かったしね……ハードボイルド過ぎる……

 

ゾラ、まさかの復活

個人的にはゾラが好きなので嬉しかったです。相変わらずシェリーのこととなるとヒステリックになったり最高だね。見て下さい、あのスーパークレイジー笑顔。「自ら人を痛めつけることにこだわった報い」を受けたことがあるにも関わらず、全く反省の色が見えません。さすが「ルールに縛られない狂気のジョーカー」★(mirege14-5「以心伝心」参照)早くゾラシェリの過去をやれ!!!あとアンジェに耳打ちするシーン色っぽくてたまらんちでした。

 

でも、モリス、シエルを失ってまで閉じ込めたゾラなのに、第二幻日に指示を受けたハイドによってあっさりそれが出てきてしまって……しかもわりと元気そうだし。これ、モリシエファンブチギレ案件ですよ。この事態を知って怒りそうな人!エリオ!そしてオースタ先生!!また出て来て仇を取って……!!

なんか強力なルーンとかで鍵を閉めるとかそういうことは出来なかったんですかね……とも思ったけど最強のルーン使いと言っても過言ではない二人が亡くなってからだから難しかったのかなあ。。。そうだよね。。。

 

ハイド、ここまで来ると清々しい

両面裏バッジをコイントスに使ったりとかもう最低だろ……気晴らしとかやめなさい。でもホントこの人ユーモアの塊だから憎めないんだよな……「とぉ~~!!」みたいな追加ボイス良かったし、ゾラちゃんとのヴィラン会議シーンは二人して可愛いし。深刻なシーンなのに不覚にも「楽しそうだね」と思ってしまいました。あとナーヤを「ロゼットお嬢さん呼び」するのもなんかツボでした。ナーヤ、元気だったらサブいぼ立ってそうw

 

血の繋がり

なんか、eclipse、auroraあたりから、色々描き方が変わってきましたね、スドリカ。

mirageまでは「血の繋がりがなくても」に焦点をあてて描いてきたものが多かったと思うんです。義理の親子とか凄く多いしね。刃と砕牙、エリオとシエル、リサとシャーロック、レイザーとダイアナ……等。

でもeclipse以降は「血の繋がりがあるからこそ」みたいなのが多く描かれるようになってきた感じがします。血の繋がりがあるからこそ情が湧いたり、しがらみに巻き込まれたり。

シオンとエース、マオとスヒョンのように血の繋がりがあるからこその絆が描かれる一方、巻雲と清風(まあ巻雲の中身は赤の他人だけど清風は巻雲を人質として利用してたし)、ティトリマとタティラナ、ルーンとバルディアといったように血の繋がりがあるからこそゴタゴタに巻き込まれてしまうケースが描かれたり……

スドリカ、血の繋がりがどのように人の人生に影響を与えるのかについて、とても多角的に描いていて、毎度のことながら唸らせられます。

 

また、

血は繋がってはいるものの、まだろくに知りもしない姉のために命を捨てられるルーン。

そして血が繋がっていなくても、生きる意味を与えてくれたクローバーのために命を捨てたレイザー。

この辺、なんか対になっているような感じがしなくもなかったな~と思いました。

今回のルーンの感じのままで行くと、大切な決断を迫られた時、エリオは血の繋がりのあるセオドアを助ける気がします。mirageラストでアンジェが「あの二人は親子」と言ったのは伏線かなと。

 

 

今回もレイ会話は無しでした!次いつ会えるのかな~?

ディランとエースが戻ったときにはもうアンジェが教派側についており手遅れだった、とならないことを祈ります。。。

 

 

 

スドリカaurora Chapter10感想

情報量が多すぎる

話が複雑で段々私も怪しくなってきました。ていうか最近ずっと怪しい。だからこそ感想として少しでも記憶を整理しておこうと思います。以下。

 

グレッタ、幻日だった

しかも第五。太陽王国をどうにかすると言っていた第二はまた別の人ということが判明しました。

第五ってことはCytusコラボで人形を作っていた人の友達ってことになるよね。でも大分、口調が違うような気がする(今のグレッタより強い感じ。「はぁ、あなたからお祝いの言葉を聞けるなんて期待するべきじゃなかったわね」とかなんか今のグレッタと雰囲気違くない?)。。。

 

グレッタの嘘

彼女の嘘は「北方の亀裂が開いた事による被害はヴァンダクティの呪いである」でした。

嘘をついてまで北方人に肩入れするって何かきっかけがあったのでしょうか?それともイズミの言う通り、彼女はマジモンの「良い人」で、つい感情移入しているだけなのか?

 

幻日たちもまた、「家族」

彼らは目的を同じくする集団というだけではなく、「家族」という認識なんですね……なんだか切なくなってきました。これは第五と第八だけでなく、第一もそうなのかな?

でも、第三のデヴィアスはどうなんでしょう。なんか雰囲気的にデヴィアスは家族っぽくなかった感じがしたけど。ちょっと輪から外れちゃった感あったよね。それとハイドが幻日になれるのかわからなくなってきた。「家族」であることが条件だったら、後から入ってきた人を「家族」扱いすることはあるんでしょうか?

あとイズミはグレッタに「君は良い人だ。僕たちの側についたのが残念だよ」と言っていますが、幻日側につくかどうかって選べたんですかね? 家族ならそれはもはや宿命では……?そこらへん気になりました。

 

イズミが少しずつ見え始めてきた

トリックスターとして物語を掻きまわしまくってきた彼(彼女?)ですが、ここに来て段々本当の彼が見えてきた感じがありますね。

強がったり、家族思いだったり、痛がったり。今までの余裕な表情以外もこのチャプターでたくさん見ることが出来ました。そしてeclipse Chapter15の繰り返しとなる「……分かってるよ。」という台詞。もうね……絶対何か我慢してますよこの人。本当は一番自己犠牲的だったとかだったら私は好きすぎて卒倒します。

 

アデル、よくわからない

「帰って、自ら礼拝堂で懺悔します。」

この台詞の時音楽止まったのが気になるんですよね……セラフィン卿と鉢合わせした時驚いてたけど、本当に彼女はアンジェたちの味方と言えるのか? 敵を騙すにはまず味方からということで、セラフィン卿まで騙すような芝居の可能性もゼロではないのかな、とか。礼拝堂について知っているということは教派とグルである気がしてしまうんですよね。その場合、カレンを使ってアデルがアンジェに接触することを防ごうとしたセオドアは、アンジェを守ろうとしていたのでしょうか? そのあたりの謎が解ける日を待っています。

あとまあこれはかなり飛躍するかもしれないんですが、アデル自身が第二で……ってのも、あったりして?アンジェがアデルに会っていたのは小さい頃なので、人格が変わっても分かりにくいだろうし(または物心つく前に第二が入り込んだ)、セラフィン卿が直接第二本人を見たことがあるとは言われていないし。何より「これが……家族を守るために選んだ方法です」という台詞。これが気になる。幻日たちが自分たちを「家族」と言っていたので、もしかしてこの台詞の「家族」は幻日側を守る、ということなのかな~なんて思ってしまいました。そうするとかなり第二は行動派のようですね。あとシェリーとゾラの上司が美人だったら第二幻日部隊美人だらけでサイコーじゃんとか考えてたけど、それも叶う……と。

また、個人的には「悪役令嬢」みたいなキャラ、一人くらいいても面白いんじゃないかな~と思っていて(笑)。これから彼女についてもっと知りたいです!

 

セラフィン、怖すぎ

なんかもう大人の嫌な部分の代弁者みたいな感じですよね。ナーヤさんズタズタにすんのはマジでやめてくれ……流血シーンとかこれ対象年齢大丈夫?

アトラスを潰すことで十二貴族に力を示せ、というのは酷すぎました。その場合、もしかしてイズミの言ってた「亜人の国」vs太陽王国みたいな感じになるんですかね?とんでもないな。でもこれをやらないと勝ち目のない内戦だし、内戦でセオドアと組んでも彼によく思われていないディランやアルドリック家の命が危なくなるかも&統率権がセオドアに奪われて前回の内戦の意味がなくなるって……

もう!アンジェ様はマナも使えないんだぞ!どれだけ苦しめたら気が済むんだ!!幸せな姫はこの世界にいないのか!!!

 

カブ、まさかの

「スドリカのコアが体内に」!!???え!!!!スドリカって機械なんですか?????

ってのもそうだけど、カブが使っているのはスドリカそのものの力だったんですね。「守り人」って何の守り人なんだろうって思ってたけど、まさかスドリカの一部の守り人だったとは。しかも先代の守り人たちは教派から逃げ回っていたのに、カブだけ積極的に幻日をやっつけようとしているのも凄いですね。イズミが「ヴァンダクティの身代わりでしょ」と言っていましたが、あれは「ヴァンダクティが自身の命を犠牲にしてもスドリカの力が封印しきれなかったからその補助」って解釈でいいのかな。

いやしかし……死ぬ前に笑うのやめようよ……どっかの誰かさんみたいじゃん……

守り人は狂気に陥っているはずなのにあれほど慈悲深かったカブ、めちゃくちゃ好きになりました。初めて選択肢を与えてくれた人物として、ティトリマの心の中で永遠に生きて欲しいです。

 

ついに……

反撃の狼煙が上がりそうですね。Chapter10の扉絵でティトリマの蝶がカブの杖に止まっていたのは、ティトリマがカブから龍核を受け取ることを示していたのでしょう。そしてラスト、ティトリマとの再会を暗示するように巻雲の前に蝶が現れました。二人の再会が楽しみでたまりません!

今まで教派によって散々やられっぱなしの彼女ですが、カブの試練(やられたからやり返す、力を得るためには手段を選ばない、といった考えではないかを確かめるためのもの)を合格した所を見るに、教派の目的を理解した上で皆が幸せになるための方法を考える方向に行くのかな、と思っています。あれだけのことをされておいてもなお、巻雲たちと和解できたら……彼女はやはり、王の器ですね!

 

 

今回もレイ会話は無しでした。戦闘シーンも超豪華だったし、かなり読み応えありましたね。次回も楽しみです!

 

【単語まとめ】

☆追光祭

・儀式はオーロラの軌跡に従って行うので、開催時期はまちまち。前回は5年前、前々回はさらにその25年前。

・今回の追光祭が失敗したら北方の亀裂が開かれ、北方の一族が犠牲になりそう

・「故郷へ帰る道」が示されるらしい

・測位用のオーロラ時計により機械帝国の位置を割り出せば、火口の亀裂を開かなくてもOKである様子

 

☆龍核

・スドリカという存在の本質。簡単に言えばヴァンダクティが封印しきれなかった部分。龍核の外層の残骸を他人の手に委ねるしかなく、その継承者(龍核を体内に持つ者)は守り人と呼ばれる。

・継承者(守り人)の肉体が龍核によって崩壊すると、龍核は新たな者に受け継がれる。

・龍核を得ることで、幻日たちと同等の力を得ることが出来るだけでなく、彼らが何者なのか、その故郷、その目的も知ることが出来る

・しかし守り人本人とその周りは狂気に陥ることになるため、守り人は孤独と共に生きるしかない(ただでさえ孤独なティトリマがこの役割を担うことにはもう涙しかないです。どこまで彼女を追い込む気なんだRayark……)。

 

スドリカ世界のお茶について

なんかaurora Chapter10でお茶会の話が出てきたので、各国のお茶をまとめておこうと思います。特に意味はないんですけど。

 

・エルドラド・ティー

aurora Chapter10で、アデルとナーヤ、アンジェが飲んだお茶。

プラトンティー

昔お茶会でアンジェが味わったお茶。

・クラシカルハーブティー

探索でお世話になっているお茶。これも太陽王国のお茶。偽物の可能性大だけど。

・蜂蜜レモンティー

探索のお茶。ティファンリ「ノーブル」シリーズのお茶である。担当者がアンジェが成人した時に特許を取れたのかいまだに謎だよね。

・秘蔵のミントティー

砂漠のお茶。Before Mirage4-7にてイドナンが合図のために用いたもの。

・銀どんぐり茶

東方のお茶。神獣以外は眠くなってしまうが、滋養に富んだ高級品。牛の獣人が眠ってましたね。メイちゃんのお取り扱い品。

 

こんなところですかね。これであなたもお茶会達人!?

ちなみに私ははちみつ紅茶が好きです(笑)。

スドリカaurora Chapter9感想

なんてことなの

なんかもう色々面白過ぎたね……とりあえず叫びまくってしまいました。というわけで感想。

 

・十二貴族関係

アデルお嬢様はお~可愛いじゃん、と思いながらも気になるところ満載な感じの女性でしたね。まず見た目ですが青いバラはどことなくレイを彷彿とさせますし、薔薇の髪飾りの雰囲気はシェリーMZにどことなく似ています。そして髪の雰囲気はなんとなくmirage7-1でソフィー達が戦った蜘蛛キメラの女性に似ている感じがしなくもないです。

そしてやたら「血筋・一族・運命」といったことにこだわる姿勢は、保守的な面で北の人間たちにも通ずるところがあるような気がします。

で、アデルが言っているのは「父を含めた十二貴族がセオドアを王座に戻すために謀反を起こすことを書かれた書簡(手紙)をアンジェリアに渡そうか迷っていた→セラフィン卿の元から逃げた→セオドアの部下のカレンにばれた→カレンから逃げてスラムに来た」

なわけですが……

この話だとセオドアとセラフィンがグルのような言い方です。

これ、なんかおかしいと思って。セラフィン卿は教派とグルなので、反教派のセオドアを王座に戻すのは都合が悪いはずなんですよね……一体どういう事なんでしょう。筆跡も十二貴族本人たちのものであるようですし。脅して書かせたとか、本当に懐柔したとか、色々考えられるんですがまるで謎です。

個人的には、カレンがアデルをアンジェリアに接触させないようにしたのはセオドアがアンジェリアを守るためにしたことである気がしてならないので……ナーヤからのヘイトが凄いですが、陛下の誤解が解ける日が早く来ると良いなあと思います。

 

そしてヴィンセント家のセシルは今後また出てきたりするんでしょうか?私兵団を率いて女王に立ち塞がったり……うーん、するんだろうな……(-_-;)

 

・蕩兄……

いやもう、いきなり出て来ていきなり好きになったわ。移動の専門家、というのはアイダーティアではなく、彼だったんですね~。改造バイクの天山走覇号を使っているのはともかく崖のぼりが上手なので、もしかしたら彼のモデルはカモシカなのかな?と思いました。

しっかし……せっかくイケメンなのに、自分で自分をイケメンだと言ってしまうし、ノルヴァに振り返られなかったことちょっと気にしたりと、ちょっと三枚目寄りな要素も持ち合わせていて、可愛げのある人ですよね。またプロ意識が高く、与えられた仕事はきっちりやり遂げる所は素直にカッコイイです。それに「良い奴に限って頭の悪い決断をするがそういうの嫌いじゃない」(要約)という所が何より好感持てました。これからも活躍が楽しみです。なんか凄いマシン持っているあたり機械帝国関係者である線もあると思うので、シャーロック、カレン、マリアあたりとの絡みも見たいですね!

 

・ヒューゴさあ……

「どうしてヒューゴの許可がないと他の人と一緒にどこかへ行っちゃいけないの?」とノルヴァに言わせちゃうあたり凄いですね……もはやメン○ラ彼氏かな?でもそれが何故悪なのか彼自身にもわからないのがまた面白かったです。蕩山も含め、三人が三人ともお互いにわけわからん、となるシーンのカオスっぷりが良かったですね。

 

・オマージュか⁉

太陽王国と東方を隔てるヴァリカル山をみんなで飛び越えるシーンは、映画「E.T.」のオマージュのように感じられました。月をバックに自転車で飛ぶあのシーンです。大好きなんだよねあれ……

 

・メイの不穏な発言

SSRになり登場したメイ。彼女は盟主に頼まれて(連盟会の仕事として)蕩山・ノルヴァ・ヒューゴらを迎えに来たと言っていましたが、いったいこれ、どういう事なんでしょう。マオさんが亡くなり、ティトリマは北方にいる今、盟主と呼ばれているのは一体誰なのか。思いつくのは一人しかいませんね。はい、巻雲。

ヒューゴが「真日の仕組んだことか」となんとなく勘付いていますが、まさにその通りなのだと思います。

また、メイの「(兵を指揮する力のある神獣さんはまだ生きてはいるんだけど……)」という心の中の一言も気になりました。スヒョンは兵を指揮しないでしょうから、それって豊国、生きてるってことなんでしょうか……?

 

・シャリスとハイド

シャリスがアンジェのことを「一緒に水遊びをした仲」と思っていてくれたことには感動しました。この場にシオンちゃんがいたら夏イベ「真夏のバカンス」メンバーが揃ったというのに(´;ω;`)

そしてハイドですがついにSSRの姿で登場。もうニコラモードはやめたんですかね?何百年も生きている教派の皆さんからしたらかなり新参者の部類に入るはずなのに、「僕たちは『ずっと』裏でこの国を操っていた」と言ってしまう彼。両腕を広げながらの彼の演説シーン、なんか謎の爽快さがありました(笑)。シャリスにツッコまれて反撃されるところまでが、セットでもう最高でしたね。これから文字通り「伝説的な陰謀者」として名を馳せてください。新しい体を手に入れるという目的が果たされるかどうかも見どころですね!

 

今回もレイ会話はなしでした。果たして蕩山の前に現れたのは本当にシオンちゃんなのか⁉水ポチャは生存フラグがマジであることを祈ります。また次回が楽しみです(*´ω`*)  

 

 

メイ・蕩山について

メイについてはどうしてもティトリマを嵌めたエピソードが印象に残りがちかもしれませんが、メイと蕩山は

 

・誰に対しても気さくである

・善悪に関係なく仕事をやり遂げる

・人だろうが物だろうが「商品」を大事に扱うというスタンス

・ハイリスク・ハイリターンなことを恐れない

・プロ意識が高く、仕事人として実際優れている

 

点を考えると似ているなと思いました。あの二人が一緒にした仕事、もう気になっています。メイにお金を稼ぐ激重な理由があったように、蕩山が危険な仕事を続ける理由にも何かありそうですよね。今からもうワクワクしています( *´艸`)

砕牙について

砕牙好きなんですよね。

罪を背負ってしまったがゆえにうまく子供(的なポジションの人)と向き合えないっていう構図は、レイザーとダイアナにちょっとだけ似ているんです。

ただ、砕牙は鋭爪の死ぬ原因を作りましたが、刃君に対して尽くすことで、ある意味救済にはなるんですよね。鋭爪への贖罪が出来る。刃君の方も、砕牙の過去を知りながら、彼を許し、前に進もうとする。

一方レイザーは不特定多数の関係のない命を奪ってしまったので、ダイアナに尽くしてもそれに対しての贖罪にはならないんですよ。それに、贖罪のためにダイアナを愛しているわけではないですし。自分のための感情でしたしね。

ダイアナはレイザーの過去がわからず、わかってからもそれについどう思ったのかレイザーに告白する場面がないので(レイザーの方も、例の儀式以来黙っているのは「孤児院に現れた人間の奴隷だとバレたことに対してどう思われてしまったんだろう」という思いがあったからっていうのもあると思うんですよ)、彼を許していてもはっきり述べられなかった(レイザーも聞こうとしなかったでしょうし)ため、関係を認めた上で前に進むという形にはならなかったんですよね。

 

なので、砕牙には未来があって、レイザーにはなかった、ってことなのかなって思っています。

 

いやしかしほんと砕牙好き。

刃君に好きな子ができたら変わるよって言ってあげるところとかほんとにほっこりする。素敵なお父様よ……