竜人たちの水飲み場

思ったことを書くだけ

ベアータキャラスト感想

ふせったーより再掲。

相変わらず倫理的にギリギリのラインを攻めてくるなと思った
それとなんかもう、色々気の毒過ぎたね……辛い
そして彼女もまた「帰りたくても帰れない人」の一人だったとわかって切なかったです
まあもう今やそんな気持ちも、無くなっちゃったんだろうけど……

幸せがなかなか掴めないベアータ、これは「青い鳥」の原作に寄り添ってるなあと思いました
全体としては「幸せは待ってるだけではやってこなかった」というニュアンスの方が強いと思うので、アレンジはかなり効いてますけどね

えーと毎回スドリカは凄いけど、今回は特に演出が素晴らしいキャラストだったように思います
ベアータの夢うつつな表情だったり、血みどろバトルだったり豪華だなと思いました

何より最後のフェードアウトが最高
カメラが引いて障子が閉まって、建物の外観が映し出されて、夜桜(桜じゃないかもだけど)が美しい
一番最後にベアータがまだ見ぬ外の世界の美しさを描いたところがもうほんとウワ~!ってなりました エグいね でも好き

ベアータ、素がとても頑張り屋ないい子なんだなあとわかったので好感が持てました
幸せになって欲しい……とは思うけど、関係ない人をたくさん巻き込んじゃったから難しいだろうね
せめて平和な世界線だったら、ノルヴァとおじいちゃんっ子トークとかしてほしかったなぁ……と思います


P.S
幻めいた希望を抱いたり
人に裏切られて絶望し、関係ない人を殺してしまったり
恨みある人を刺殺したりと、
彼女を見ているとちょっとこう……レイザーっぽさが無くもないのかなって思いました

ただベアータは最初は他人の幸せを祈っていたのに、だんだん自分の幸せのために動くようになってしまった(今後はわからないけど)ので
最終的に🍀のための自分になっていたレイザーとは逆だなあと思うんですけどね
こういう、ピンポイントで対照的なキャラクターなのかなあとか考察するのまた楽しいです
キャラクターの作り込みが非常に深い

しっかし薬のような科学的引き金も無しに「絶望の中、生きるためとはいえ一種の白昼夢を見続けた」レイザー・バーナード、改めてヤバいなって思いました
ずーっと蜃気楼、見てたもんね……