竜人たちの水飲み場

思ったことを書くだけ

Sdorica aurora Chapter12感想

え?なんですかこれ?
いやもうね……aurora入ってから大量死者には少し慣れたつもりでいたけどね……
これはもうちょっとなんて言ったら良いかわからない。
ってかナーヤさんの消息はわからないままなんかい。とりあえず、以下感想です。

 

☆Sunset9-2「異兆」のリフレイン。そしてまさかの……
いやーいつかまさしくこのシーンが来るんだろうなとは思っていたけど、アンジェ様死亡ですか。え、死亡ですか?(大混乱)刃くんは?シャリスやディランやエースは?目覚めたとしたらナーヤさんはどうなる?
……いくら群像劇とは言え、三姫だし一応主役の一人だと思ってたからね、これはもう叫んじゃったよ私。主人公不在でこれからどうゲームが続いていくのか気になりますね。これからはナイジェルとセオドアが手を取り合うとかそういう展開はあるのだろうか……
しかしアンジェ、本当に策士になったね……教派、十二貴族、アトラスの積年の恨みを全て無に帰すためにどうしたらいいか考えていたってのが。そしてChapter8-4で発現したスドリカの呪い(マナを使うと魔物を呼び寄せてしまう)を利用しようってのとかね。こんな詰将棋的な考え、簡単にできるもんじゃないよ。昔叔父様にチェスとか教わってたらいいな……とか思っちゃいました。
あと「何度同じ場面に直面しても、私はこの道を選ぶでしょう。」という手紙の中の台詞。これ、巻雲がeclipse Chapter15で言ってた事と同じなんですよね。両者の互いに一歩も譲れない覚悟が感じ取れました。もう誰を応援したらいいのかマジでわからない……

 

☆ヒューゴはロボットか?
これ、彼が機械帝国出身という話が出て一気に信憑性が増した気がする。
これまでも他人に対して無関心、無感情なふるまい、数が多ければ悪という機械的な判断基準から彼がロボット説は私の中であったんですが、ここに来ていきなりマジっぽくなってきました。では、その作者は?マリアやシャーロックとの関係は?新たな謎が浮上ですね。

 

☆アデル……
アデル、第二幻日でしたね。スドリカaurora Chapter10感想で言ってたことが当たりました。しっかし、羽族に変身してすぐ死亡には驚いたな。なんていうか、もったいない。これからセラフィン卿を脅して娘の体を奪い取るところとかキャラストでやるんだろうけど、とにかく説明不足なのでこのまま終わりにはしないで欲しい。戦闘の演出とか綺麗だし、本人のデザインも凝っているので是非掘り下げて……
あとスドリカとの約束を破るのは二度目らしいんですけど、一度目は一体いつで何のことだったんですかね?それもこれから説明してほしいです。

 

☆セラフィン卿……
この人が教派に脅迫されているのかもしれないっての、Chapter10-4ですでになんとなくアンジェにバレてたけど、うん、マジだったね。この人もまた気の毒なキャラだったってのが、より一層この物語を陰鬱にしています。うざいオッサンのままですらないってのがね……やられてやったあ!ってなる逃げ場がなくてひたすらモヤモヤするよね……

 

☆ゾラとハイド
ここで殺さないで下さいと個人的に思った二人。Sunset9-2「異兆」のリフレインがハイドの目の前であったのは良いんですけど、ハイドは永久の命(っていうか健康な体)が欲しいって話に決着がついてないし、ゾラちゃんは何がどうしてシェリーお姉ちゃん大好きなのかまるで説明されてないんですよね。だからあの仲良し紫二人組のことはもう少し大切にしてあげて欲しかったです。いやほんと。てかこれ以上ユーモア担当が減ったら息苦しくなるだろ(必死)!!
あと、今回もあったけど、アンジェ様の「実は疑ってました」ムーブ、これが出来るようになったのはハイドのおかげもあると思うんですよ。だからかなりの重要人物だと思ってます。なのに退場があっさり塩味すぎてなあ……(´;ω;`)これでさよならなんてやだよ……

 

☆なぜ羽族は他の亜人よりも、教派(永久の民)との関係が濃いのか?
羽族は亜人のプロトタイプだったりするのかな?スドリカによって最初に作られた亜人とか。第二なんかエリオを「血を穢した者」扱いしているし、亜人の中で一番位が高いとか、何かあるんでしょうかね?謎です。闇ちゃんのご両親とかも知りたいです。あと第二とシェリー似てなくもないけど、親族だったりとかしますかね?

 

☆ナイジェル……
ナイジェルはアトラスの皆に「太陽王国はアトラスを攻めに来たのではない、アトラスを助けに来てくれた」と聞かせたわけだけど、これ正確には違うんだよね。アトラスに攻め込む部隊を壊滅させ、十二貴族、第二幻日をも巻き込んで全てを無に帰すためにアンジェがやったことだから。
でもここまでアトラスの皆には事情がわからなくても、アトラスの住民たちがもうこれ以上太陽王国に恨みを抱かないよう、恨みの連鎖を終わらせる方向に向かうようにしたんだろうね。ほんとナイジェルは成長した。最後セオドアに何も言わないシーンもほんと良かった。作中で最も成長したキャラクターの一人と言っても過言ではないんじゃないですか、彼……素晴らしいよ……

 

☆陛下……
アンジェからの手紙をカレンちゃんがどうやって持ってきたのか謎ですが、無事に陛下のもとにそれが届いて良かったなと思いました。残念ながら時すでに遅しなんですけど、それでも彼女の想いが少しでも陛下に伝わって良かったと思います。
走り出す陛下、アンジェの墓標の前で「我が子」と言いながら泣き崩れる陛下……
本当に愛していたんだなあと、胸が詰まりました。
しかし「歴史を改ざんし、虚構の伝説と英雄を造り上げる」事がカルロス王家の責任だったとはね……だからこそ、オープニングの勇者ヴァンダクティの話をセオドアがナレーションしてたんでしょう。それが役割だから。この伏線回収は凄すぎました。素晴らしい。

あと、彼の言葉が後ろにいたナイジェルに聞こえていたかどうかは気になるところですね。
それと、これから「ウィリアムがどう軟弱だったか」を説明してくれれば完璧です。これは……
頼むから Before Sunset 翻訳 して
……ぜひ公式訳でね、読みたいんですよね。

 

☆レイさん……
永久の花がスドリカに対する愛と感謝の花だと分かったわけですが、それを観察者=プレーヤー=スドリカに手向けながら、スドリカが作った世界がスドリカ亡き後どのように崩壊していったのかを万象の書を通じて見せつけていたなんて、もうこれこそ「不変の悪趣味」じゃねーか!と思いました。怖すぎる。
これから機械帝国に行ったら、スドリカ&ヴァンダクティと万象の書の中の人物たちが直接コンタクトをとれるようになったりするんでしょうか?気になりますね。

 

まとめ
……これでaurora終わりってマジかよとしか言えない。うーん、これからどうなるんでしょうか?久しぶりにレイ会話が楽しめたのは良かったですが、12-5ラストの文字「遺贈者たちの本はまだ記録を続けます(日本語訳)」って謎過ぎる。この遺贈者たちって誰のことですか……てか本が記録を続けるって、記録してるのは観察者たちじゃないってことなんですか?さりげなく物語の根幹に関すること言ってる?

次回の更新、いつになるんだろう。あと、次のシーズンがSdorica-sunrise-だったらどうしようね。そしたらauroraと同じく、私が予言してた最終章はSdorica-sunrise-だったらいいなって勝手に妄想してるだけの通りになっちゃうんですが……まあ、まさかね(笑)。次回も楽しみです!!