竜人たちの水飲み場

思ったことを書くだけ

スドリカaurora Chapter10感想

情報量が多すぎる

話が複雑で段々私も怪しくなってきました。ていうか最近ずっと怪しい。だからこそ感想として少しでも記憶を整理しておこうと思います。以下。

 

グレッタ、幻日だった

しかも第五。太陽王国をどうにかすると言っていた第二はまた別の人ということが判明しました。

第五ってことはCytusコラボで人形を作っていた人の友達ってことになるよね。でも大分、口調が違うような気がする(今のグレッタより強い感じ。「はぁ、あなたからお祝いの言葉を聞けるなんて期待するべきじゃなかったわね」とかなんか今のグレッタと雰囲気違くない?)。。。

 

グレッタの嘘

彼女の嘘は「北方の亀裂が開いた事による被害はヴァンダクティの呪いである」でした。

嘘をついてまで北方人に肩入れするって何かきっかけがあったのでしょうか?それともイズミの言う通り、彼女はマジモンの「良い人」で、つい感情移入しているだけなのか?

 

幻日たちもまた、「家族」

彼らは目的を同じくする集団というだけではなく、「家族」という認識なんですね……なんだか切なくなってきました。これは第五と第八だけでなく、第一もそうなのかな?

でも、第三のデヴィアスはどうなんでしょう。なんか雰囲気的にデヴィアスは家族っぽくなかった感じがしたけど。ちょっと輪から外れちゃった感あったよね。それとハイドが幻日になれるのかわからなくなってきた。「家族」であることが条件だったら、後から入ってきた人を「家族」扱いすることはあるんでしょうか?

あとイズミはグレッタに「君は良い人だ。僕たちの側についたのが残念だよ」と言っていますが、幻日側につくかどうかって選べたんですかね? 家族ならそれはもはや宿命では……?そこらへん気になりました。

 

イズミが少しずつ見え始めてきた

トリックスターとして物語を掻きまわしまくってきた彼(彼女?)ですが、ここに来て段々本当の彼が見えてきた感じがありますね。

強がったり、家族思いだったり、痛がったり。今までの余裕な表情以外もこのチャプターでたくさん見ることが出来ました。そしてeclipse Chapter15の繰り返しとなる「……分かってるよ。」という台詞。もうね……絶対何か我慢してますよこの人。本当は一番自己犠牲的だったとかだったら私は好きすぎて卒倒します。

 

アデル、よくわからない

「帰って、自ら礼拝堂で懺悔します。」

この台詞の時音楽止まったのが気になるんですよね……セラフィン卿と鉢合わせした時驚いてたけど、本当に彼女はアンジェたちの味方と言えるのか? 敵を騙すにはまず味方からということで、セラフィン卿まで騙すような芝居の可能性もゼロではないのかな、とか。礼拝堂について知っているということは教派とグルである気がしてしまうんですよね。その場合、カレンを使ってアデルがアンジェに接触することを防ごうとしたセオドアは、アンジェを守ろうとしていたのでしょうか? そのあたりの謎が解ける日を待っています。

あとまあこれはかなり飛躍するかもしれないんですが、アデル自身が第二で……ってのも、あったりして?アンジェがアデルに会っていたのは小さい頃なので、人格が変わっても分かりにくいだろうし(または物心つく前に第二が入り込んだ)、セラフィン卿が直接第二本人を見たことがあるとは言われていないし。何より「これが……家族を守るために選んだ方法です」という台詞。これが気になる。幻日たちが自分たちを「家族」と言っていたので、もしかしてこの台詞の「家族」は幻日側を守る、ということなのかな~なんて思ってしまいました。そうするとかなり第二は行動派のようですね。あとシェリーとゾラの上司が美人だったら第二幻日部隊美人だらけでサイコーじゃんとか考えてたけど、それも叶う……と。

また、個人的には「悪役令嬢」みたいなキャラ、一人くらいいても面白いんじゃないかな~と思っていて(笑)。これから彼女についてもっと知りたいです!

 

セラフィン、怖すぎ

なんかもう大人の嫌な部分の代弁者みたいな感じですよね。ナーヤさんズタズタにすんのはマジでやめてくれ……流血シーンとかこれ対象年齢大丈夫?

アトラスを潰すことで十二貴族に力を示せ、というのは酷すぎました。その場合、もしかしてイズミの言ってた「亜人の国」vs太陽王国みたいな感じになるんですかね?とんでもないな。でもこれをやらないと勝ち目のない内戦だし、内戦でセオドアと組んでも彼によく思われていないディランやアルドリック家の命が危なくなるかも&統率権がセオドアに奪われて前回の内戦の意味がなくなるって……

もう!アンジェ様はマナも使えないんだぞ!どれだけ苦しめたら気が済むんだ!!幸せな姫はこの世界にいないのか!!!

 

カブ、まさかの

「スドリカのコアが体内に」!!???え!!!!スドリカって機械なんですか?????

ってのもそうだけど、カブが使っているのはスドリカそのものの力だったんですね。「守り人」って何の守り人なんだろうって思ってたけど、まさかスドリカの一部の守り人だったとは。しかも先代の守り人たちは教派から逃げ回っていたのに、カブだけ積極的に幻日をやっつけようとしているのも凄いですね。イズミが「ヴァンダクティの身代わりでしょ」と言っていましたが、あれは「ヴァンダクティが自身の命を犠牲にしてもスドリカの力が封印しきれなかったからその補助」って解釈でいいのかな。

いやしかし……死ぬ前に笑うのやめようよ……どっかの誰かさんみたいじゃん……

守り人は狂気に陥っているはずなのにあれほど慈悲深かったカブ、めちゃくちゃ好きになりました。初めて選択肢を与えてくれた人物として、ティトリマの心の中で永遠に生きて欲しいです。

 

ついに……

反撃の狼煙が上がりそうですね。Chapter10の扉絵でティトリマの蝶がカブの杖に止まっていたのは、ティトリマがカブから龍核を受け取ることを示していたのでしょう。そしてラスト、ティトリマとの再会を暗示するように巻雲の前に蝶が現れました。二人の再会が楽しみでたまりません!

今まで教派によって散々やられっぱなしの彼女ですが、カブの試練(やられたからやり返す、力を得るためには手段を選ばない、といった考えではないかを確かめるためのもの)を合格した所を見るに、教派の目的を理解した上で皆が幸せになるための方法を考える方向に行くのかな、と思っています。あれだけのことをされておいてもなお、巻雲たちと和解できたら……彼女はやはり、王の器ですね!

 

 

今回もレイ会話は無しでした。戦闘シーンも超豪華だったし、かなり読み応えありましたね。次回も楽しみです!

 

【単語まとめ】

☆追光祭

・儀式はオーロラの軌跡に従って行うので、開催時期はまちまち。前回は5年前、前々回はさらにその25年前。

・今回の追光祭が失敗したら北方の亀裂が開かれ、北方の一族が犠牲になりそう

・「故郷へ帰る道」が示されるらしい

・測位用のオーロラ時計により機械帝国の位置を割り出せば、火口の亀裂を開かなくてもOKである様子

 

☆龍核

・スドリカという存在の本質。簡単に言えばヴァンダクティが封印しきれなかった部分。龍核の外層の残骸を他人の手に委ねるしかなく、その継承者(龍核を体内に持つ者)は守り人と呼ばれる。

・継承者(守り人)の肉体が龍核によって崩壊すると、龍核は新たな者に受け継がれる。

・龍核を得ることで、幻日たちと同等の力を得ることが出来るだけでなく、彼らが何者なのか、その故郷、その目的も知ることが出来る

・しかし守り人本人とその周りは狂気に陥ることになるため、守り人は孤独と共に生きるしかない(ただでさえ孤独なティトリマがこの役割を担うことにはもう涙しかないです。どこまで彼女を追い込む気なんだRayark……)。